ジプシー(ロマ)音楽とは!?魅力や特徴を動画と共に紹介!10年以上演奏して学んだ事

ジプシー(ロマ)音楽とは!?魅力や特徴を動画と共に紹介!10年以上演奏して学んだ事

どうもフジロック出たかったがコネがなくて出れないピラミッドスのカッツです。
気づいたらジプシー(ロマ)音楽を初めてやった時から10年以上の月日が経ちました(笑)
なので今日はジプシー(ロマ)音楽についてあれこれ書いていきたいと思います!

管理人の地味なバンド、新譜の視聴だけでもしてください、現在ライブがなくてCDしかバンドの収益がありません

目次だよ

そもそもジプシー(ロマ民族)って何?!

堅苦しいことはwiki先生が完璧に説明してくれます。

ロマは北インドに起源を持つ移動型の民族であり、中近東、北アフリカ、ヨーロッパなどで生活している。ロマは西暦1000年以前には北インド、ラジャスタンを離れ、放浪生活に入っていったと考えられている。一方、現在もラジャスタンで演奏家や旅芸人として生活しているロマもいる。
ロマは各地を放浪し、音楽の演奏やダンスなどを行う旅芸人として生計を立ててきた。彼らによってもたらされた音楽は、現地の音楽に影響を与え、また影響を受け、相互に発展してきた歴史がある。ロマは北インドをたった後、イラン、イラク、アルメニア、その他中近東に現れるようになった。西暦1050年頃には既に、コンスタンティノポリスで音楽の演奏をしていたと考えられている。15世紀ごろにはエジプト、スーダン、ブルガリア、ルーマニア、ハンガリー、ギリシャ、クロアチア、マケドニア、セルビアなどへと居住地を拡大、やがてヨーロッパ全域へと広がっていった。スペインのフラメンコの原型もロマの音楽とダンスであったと考えられるなど、彼らは放浪先の中近東やヨーロッパ各地の音楽文化に強い影響を与えてきた。
引用:wiki様

うん完璧ですが。。。ジプシーと言う民族について割とポジティブに書いてますが、
初めてバルカンツアーでギリシャに行った時に本物のジプシーを沢山目撃しましたが現実を知って驚きました、、、

  • 基本みんなスルー(ジプシーには近寄るなと言われた)
  • 街の中に割と居る
  • ジプシーの子供達(小学3年生くらい?)は深夜でも関係なしに遊んでた!
  • 飲み屋等の施設に勝手に入って来て花束など、あまり役に立たないものを売りつけてこようとする、観光客の方は注意です

ここリアルなこと書いてます

さっきはてぶ見てたら、あきらかにジプシー嫌いなくせにレイシスト認定されたくないから奴らの過去の経緯とか関連本の感想とか交えて遠回しし…
ただ国によっても扱いは違う(マケドニアなど?)様ですし、ジプシー(ロマ)の方々でも素晴らしい人は沢山いると思います。ちなみにピラミッドスが対バンしたジプシーの大御所バンドのタラフ・ドゥ・ハイドゥークスは手癖が微妙に悪いとオーガナイザーさんが言ってました(笑)
実際に”俺たち、ジプシー義賊楽団”と言うアルバムがあるほどです(笑)

ジプシー音楽の特徴

ロマの音楽の大きな特徴として、テンポや強弱の激しい変化や交替、細やかなリズムや奔放な修飾[1]、ソウルフルなヴォーカル、そして音高をすべるように移動するグリッサンドの多用などが挙げられる。音階の上では、和声的短音階の第4音を半音高くして二つの増二度音程を持つ独特の音階(ハンガリー音階などと呼ばれる)が用いられることが多いのも特徴である。
引用:wiki様

  • コード進行は4和音でなく3和音(ド・ミ・ソ)でC→F→Gみたいな3コードのシンプルなものが多い気ががします。
  • 音階はハンガリー音階だけでなくハーモニックマイナー(和声的短音階)も良く利用される傾向があるかなと思います。
  • パンパンパンゴハンな8/9やパンパンゴハンな8/7の奇数系変拍子が多い
  • 半音より狭い音(明るくもなく暗くもない雰囲気)を使う

典型的なジプシーぽいコード進行の例

どちらもAm→Dm→E7のシンンプルな3コード進行です。

ジプシー音楽でよく利用されるコード進行1

ジプシー音楽でよく利用されるコード進行2

ジプシーでよく使われう音階の例

ハーモニックマイナー
A→B→C→D→E→F→G#

ジプシー音楽で利用される音階ハーモニックマイナー

ハンガリースケール
A→B→C→D#→E→F#→G# ※メロディックマイナーの4度を#

ジプシー音楽で利用される音階ハンガリースケールの紹介です

ジプシー・スケール
A→B→C→D#→E→F→G# ※ハーモニックマイナーの4度を#
(正しくははこう解釈するらしいですE→F→G#→A→B→C→D#)

ジプシー音楽で利用される音階、ジプシースケールの紹介

経験上一番万能だなと思ったのはハーモニックマイナーです。
音学のお話はあまりしません、深くなるし正式な教育は受けてないので(笑)
詳しくはWiKi様でどうぞ!
先ほどジプシー音楽の特徴で触れた半音より狭い音の音階(マカーム)につても出て来ますので。

9/8拍子の例

ピラミッドス流に簡単に覚えるとしたらパンパンパンゴハン/パンパンパンゴハンと頑張って手を叩き口ずさんでください

PYRAMIDOS(ピラミッドス) – Mastika

7/8拍子の例

ちょっとテンポが速いですがパンパンゴハン/パンパンゴハンと頑張って手を叩き口ずさんでください


わからなかったら連絡ください(笑)

ジプシー音楽の分類

ジプシー音楽と言っても多種多様な分派があります、ここでは有名どころ?!を簡単に説明していきたいと思います。

ジプシーブラス(チョチェク)

チョチェク又はジプシーブラスとも呼ばれます、管楽器を用いたジプシー音楽です。
バンド例はこちら

ジプシースウィング(マヌーシュジャズ)

ジプシースウィング又はマヌーシュジャズとも呼ばれます、ジプシー音楽とジャズを融合させた音楽です。
ジャンゴラインハルトってジャズ好きな人なら名前聞いたことありませんか?

ジプシールンバ

ジプシーキングスですね、ビールのCMのあの曲といったら。。。鬼平犯科帳

心の尊重 With all my heart and with great respect Gipsy Kings ...
ちなみにこれから紹介ものはこれらの分類に当てはまらないものばかりです(笑)

ジプシー音楽で用いられる楽器

ジプシー音楽の肝は西洋音楽にはみられない特徴的な楽器群にあると思います

ジプシー音楽で用いられる珍しい楽器

ウード

リュートの先祖と考えられてる楽器です、フレットはありません、つまり半音より狭い音(明るくもなく暗くもない雰囲気)出し放題です、
ただし習得はいばらの道です(笑)。トルコジプシーの楽曲でよく用いられます。ガットギターよりマイルドで優しい音です。

「リンゴ追分」 をウードで(アラブ・ウード使用) "Ringo Oiwake" on oud

ウード (アラビア語: عود‎ (ˁūd)、トルコ語: ud、ペルシア語: barbat‎、英語: oud、スペイン語:laud) は、リュート属に分類される撥弦楽器。

プレクトラムを用いて演奏する。中東から(アラビア、イラクなど)北アフリカのモロッコにかけてのアラブ音楽文化圏で使われる。リュートや琵琶と近縁であり、半卵形状の共鳴胴を持ち、ネックの先が大きく反っている。ただし、リュートや琵琶と違いフレットを持たない。弦は一般に6コース11弦で、10本の弦を5対の複弦とし最低音の弦のみ単弦である。
引用:wiki様-難しい事はwiki様で。

カヌーン
トルコ音楽 カーヌン 2

カーヌーン(アラビア語:قانون、Qanún, Kanun)はアラブ音楽で伝統的に使われる撥弦楽器。台形の箱に多数の弦が張り巡らされており、それを日本の琴の様につまびいて演奏する。ウード・カーヌーン・ナーイはアラブ古典音楽で使われる代表的な楽器。

ペグを用いて九分音を出せることで有名な楽器。特殊な倍音成分がある割には音量は小さく、200席のホールの後ろではほとんど聞こえない。

名前はギリシア語の「カノン」に由来する。
引用:wiki様-難しい事はwiki様で。

トルコ系ジプシーの音楽で用いられます。日本だとマリンバ&カヌーン奏者の鈴木未知子ちゃんあたりが有名です!
てかにっちすぎてそれ以外で昔からやってる人知りません(笑)

ツィンバロム

ツィンバロじゃなくてツィンバロムってなんですね知らなかった!音色サンプルはこちら

不思議な楽器、ツィンバロム(②木のバチ)

ツィンバロム(ハンガリー語:cimbalom)は、ハンガリーを中心とする中欧・東欧地域で見られる大型の打弦楽器。台形の箱に張った金属製の弦を叩いたり弾いたりすることによって演奏する。民族楽器として東欧に広く分布する他、ジョゼフ・シュンダによって大型化およびダンパーを装備して改良、さらにBohakにより改良されたコンサート・ツィンバロンが、ハンガリーを中心に分布する。コンサート・ツィンバロンは39コース以上の弦、4オクターブ以上の音域を持つ。Hornbostel-Sachs楽器分類コードは314.122-4,5で、共鳴箱付き板ツィター(314.122)に分類される。なお、チェンバロや初期のピアノも同族。 チンバロン、ツィンバロンなどの表記も多く用いられる(ツィンバロムは日本打弦楽器協会[1]推奨表記)。ロマの音楽で多く用いられる他、コダーイ、ストラヴィンスキー、クルターグ・ジェルジなどの近現代の作曲家にもしばしば用いられている。コダーイがオペラから編んだ組曲『ハーリ・ヤーノシュ』(第3曲、第5曲でソロ的に扱われる)が特に有名で、しばしば演奏される。
引用:wiki様-難しい事はwiki様で。

ちゃんとロマ(ジプシー)で用いたれるって書いてますね。自分が知ってる限りではタラフ・ドゥ・ハイドゥークスが有名じゃないかと思います。
コチャニオーケスターとのコラボ曲”A La Turk”和訳するとトルコ風。

Taraf de Haidouks feat. Kocani Orkestar – A La Turk (Turcoaica Angali)

この冒頭ガラガラ?!とした音色の楽器です。

ダラブッカ

中東、トルコ、東ヨーロッパの音楽でよく用いられる太鼓です。中東、トルコ、東ヨーロッパの音楽を聴いてて甲高く細かいアッタク音が鳴ってるなと思ったら、それはダラブッカです。サンプルも貼り付けますね、このピラミッドスとチャランポランタンももちゃんとのコラボ動画で叩いてる太鼓です。
ちなみにタンバリンみたいな音がすると思いますが楽器はレックといって中東版タンバリンですね(かなり雑ですいません)。

Pyramidos(ピラミッドス) & momo-chan – opa nina (Sikw xorepse koukli mou)

ダラブッカは、タブラ、ドゥンベク、ダラブッケともいい、ゴブレット(足付酒杯)形太鼓の一種。膜鳴楽器に分類される打楽器である。アラブ音楽やトルコ音楽で使われる。ばちを使うこともあるが、本来は素手で叩く。左右の手で鼓面の中央と縁を打ち分ける。
引用:wiki様-難しい事はwiki様で。

引用では”ばちを使うこともあるが”とありますが日本人の奏者では自分はみた事ありません(笑) 手で叩く人が圧倒的に多いと思いますがいい音だそうとすると和太鼓並みの肉体労働だろーなと思います。

タパン

ダヴルとも呼ばれます、これまた中東、トルコ、東ヨーロッパでよく用いられます。ドラムと同じ役目です、たまにシンバルを付けたりするツワモノもいます。
ドラムでもいけそうな曲ですが敢えて?タパンを使った例です、ドラムと違ってマイルドなビート感だと思いませんか?

Besh o droM – Román swing

ダヴル(davul)は大型の両面の太鼓で、ばちで叩いて演奏する。この種の太鼓はイラン、トルコ、アルバニア、ルーマニア、ブルガリア、ギリシャ、セルビア、マケドニア、イラク、アルメニアなどのヨーロッパ・中近東の国々の民俗音楽で広く用いられており、国や地域によってそれぞれ違う名前で呼ばれている。その構造と、異なるヘッド(膜)と異なるばちを使う奏法により、深いバスドラムの音と鋭い高い音をと、一つの太鼓で異なる音を生み出す。2つのばちは菜箸のような細いばち(ブルガリア語: pracka、トルコ語: çubuk、ギリシア語: daouloverga(daouli switch))と、棍棒のような太いばち(トルコ語: Tokmak、ブルガリア語: kukuda 又は ukanj、ギリシア語: daouloxylo (daouli stick))を用いる[1]。
引用:wiki様-難しい事はwiki様で。

右がバスドラの役目、左手がスネアのイメージです。ピラミッドスのメンバーが叩いてる楽器です。

ヘリコンバス

チューバの役目ですね、ジプシーブラス(チョチェク)でよく用いられます。
チューバの変形系楽器と言われてます、ファンファーレチョカリーアが有名です。
日本だと東方くんというぶっ飛びヘリコンバス奏者がいます。

テノールホルン

中音域担当の楽器で、吹奏楽だとトロンボーン、ユーフォニアムと同じ立ち位置です、
これまたジプシーブラス(チョチェク)でよく用いられます。

テノールホルン(ドイツ、オーストリア)(独: Tenorhorn)
ドイツや中欧・東欧では、ロータリー・バルブを備えていて、ユーフォニアムよりもやや管の細いB♭管の楽器を「テノールホルン」(Tenorhorn)と呼ぶ。元々はトランペット型でテノール音域の楽器だったが、次第にトランペット型から、卵形やチューバ型に移行したようである。別掲のドイツの「ドイツ式バリトン」や「カイゼルバリトン」と同じ外観だが、これらに比べてベルの直径は小さく、管の内径は細めである。便宜上、イギリスのバリトン(baritone)と同じ種類の楽器と見なされる場合が多いが、テノールホルンの管はイギリスのバリトンよりももっと太く、その役割はむしろユーフォニアムに近い。マーラーの交響曲第7番「夜の歌」にはテノールホルンのパートがあり、冒頭から荘厳なソロを奏でる。
なお、イギリスで「テナーホルン(テナーホーン)」(tenor horn)と呼ばれる楽器(日本やアメリカでは「アルトホルン」(英: alto horn、独: Althorn)とも呼ばれる)は、4度高いサクソルン属のE♭管の楽器である。両者は英語圏においても時折混同されることがあるため、「in B♭」「in E♭」と調を付け加えるなどして区別されることもある。
引用:wiki様-難しい事はwiki様で。

ジプシーブラスは基本トランペット、トロンボーンなどバリバリした音色の楽器が少なく、テノールホルンのように中音が優しい楽器が多いです。

ジプシー音楽で用いられる一般的な楽器

クラリネット

日本では地味?な存在のクラリネットですがジプシー音楽の本場トルコ、東ヨーロッパでは花形楽器です。音の出しからしてまったく違います。
スタッカートやビブラートのかけ方が特徴的です。
あまりいいサンプルがなくてジプシー系かと言われると微妙ですが、、、要件は満たしてるかなと思いますので汗
クラリネットの例

ΤΑ ΚΑΓΚΕΛΙΑ-ΓΩΓΩ ΤΣΑΜΠΑ
他には。。。
  • シンセサイザー
  • バイオリン
  • ベース
  • ドラム
  • エレキギター
  • ガットギター
  • トランペット

ちなみにトロンボーンが用いられたのはあまりみた事ありません。

ジプシー音楽の楽器ぽいが実は使われてない?!番外

サズ

トルコでポピュラーな弦楽器でギターと同じ様にフレットが付いてますが固定式ではなく可変式で位置を簡単にずらす事が出来るので半音より狭い音も比較的簡単に出す事ができます。

ブズーキー

ギリシャのジプシー音楽で1回みたので一応載せました

ジプシー音楽おすすめ曲

ではではいきなり原曲(原曲出ないかもですが汗)だと敷居が高いので日本人向けリミックスに定評のある、ジプシーバンドピラミッドスのバージョンと比較で紹介していきたいと思います。

「BALKAN HITS」ヨーロッパの火薬庫を炎上させるお騒がせバンドのピラミッドス。メンバーチェンジを経て待望の初フルアルバム。トルコ、ギリシャ、ブルガリア、マケドニア、セルビアetc・・・の民謡・ポップスをロックサウンドで大胆アレンジ▲

Sulukule(スルクレ)

トルコ発のジプシー楽曲です、パンパンパンゴハン/パンパンパンゴハンな9拍子です。
タイトルのスルクレとはトルコのジプシーの居住区スルクレ地区の事です、近年強制立ち退きで話題になったと記憶してます。

おっと話がずれましたね、ではではピラミッドスver、コード進行を加えてます。

PYRAMIDOS(ピラミッドス) – Sulukule

こちらは原曲の雰囲気に近いver

Jalsah NYC I: Sulukule

Kan Marau La(カメラ)

ピラミッドスver
ちなみにですがベースパートのみですが耳コピしてます!

Pyramidos(ピラミッドス) – Kan Marau La(MV)

こちらは原曲の雰囲気に近いver

kan marau la-(dan armeanca)

SOTE MORI SOTE(ショテ モリ ショテナ)

ピラミッドスver

Pyramidos(ピラミッドス) – SOTE MORI SOTE

こちらは原曲の雰囲気に近いver

Milena Marković Šote mori šote

Makedonsko Devojce(マケドンスコデボイチェ)

ジプシー(ロマ)が多数居住する国家、北マケドニアの右翼ソングです(笑)
Makedonsko=マケドニア人、Devojce=娘で、訳すと”マケドニアの娘”です。
パンパンゴハン/パンパンゴハンな7拍子、割とコード進行に動きのある楽曲です。

▲s – Makedonsko Devojce

原曲ver

Makedonsko Devojche – MACEDONIAN FOLK SONG translated to English

Tutti Frutti(ティティーフルティー)

シンプルなマイナー3コード進行(Cm,F,G7)のジプシー楽曲です。
と言っても単調になっちゃうのでリハーモナイズ(コード進行をアレンジ)してますが。。。

ピラミッドス(PYRAMIDOS) – Tutti Frutti

原曲の雰囲気ver、

Gatlif-gadjo Dilo-Tutti frutti-HD

確かラッチョ・ドロームってジプシーをテーマにした映画の挿入歌だった気がします、
先ほど貼り付けた動画もラッチョ・ドロームのワンシーンですし。

Chiculata(チクラータ)

こちらは珍しいギリシャのジプシー曲です。曲の構成が不思議です。

Pyramidos(ピラミッドス) – ΤΣΙΚΟΥΛΑΤΑ

原曲の雰囲気ver

Giorgos Ksantioths — Chyculata [[ Official Video ]] HD

ちなみにピラミッドス自体は中東、東ヨーロッパの音楽をテーマにしたバンドです動画はこちらのリンクからどうぞ!
耳コピーもしてます楽譜はこちら!

ジプシーバンドPYRAMIDOS(▲sピラミッドス) の各種動画紹介、バルカン半島ツアー、ライブの様子などもあります

Iag Bari(イヤグ バリ)

色々なジプシーミュージシャンがやってますが、ファンファーレ・チョカルリアのバージョンが有名です。
ピラミッドスは大体んにロックンロール風にアレンジしてます。

Pyramidos(ピラミッドス) – Iag Bari

原曲の雰囲気ver

Iag Bari (The Big Longing) – Fanfare Ciocarlia
「BALKAN HITS」ヨーロッパの火薬庫を炎上させるお騒がせバンドのピラミッドス。メンバーチェンジを経て待望の初フルアルバム。トルコ、ギリシャ、ブルガリア、マケドニア、セルビアetc・・・の民謡・ポップスをロックサウンドで大胆アレンジ▲

おすすめのジプシーバンドや音楽をyoutubeで紹介

内容が重複しちゃってるかもしれませんが、気にしません!ここからはおすすめのジプシーバンドや音楽をyoutubeで紹介していきます!

MAHALA RAI BANDA(マハラ・ライ・バンダ)

実は自分初めてジプシー音楽を意識したのはマハラ・ライ・バンダでした、貼り付けた動画の曲を仕事で演奏して覚醒しました(笑)

マハラ・ライ・バンダの動画

mahala rai banda – botez la laie turcu

wiki様がないですね。。。

MAHALA RAI BANDAのおすすめCD


Fanfare Ciocarlia(ファンファーレ・チォカリーア)

日本にもちょくちょく来てます、ピラミッドスも前座のオファーありましたが理由は忘れましたが断りました(笑)
ジプシーブラスの定番バンドです。ジプシーの定番曲?!と言えるか分かりませんが多数カバーしてます。

ファンファーレ・チォカリーアの動画

この曲、後から紹介するベシュ・オ・ドロムというバンドも演奏してるのですがタイトルが”Mahala”になってます(謎)
ちなみに耳コピーした楽譜あります(笑)

Fanfare Ciocărlia – Ah Ya Bibi

2000年代初頭の日本も出て来るチョカリーアのPVです

Fanfare Ciocarlia – Manea Cu Voca

Wikiからのファンファーレ・チォカリーアの情報

ファンファーレ・チョカルリア(ルーマニア語: Fanfare Ciocărlia)は、ルーマニアのロマ(ジプシー)によるブラスバンド。欧米や日本ではジプシー・ブラスと呼ばれ、古くはチョチェクと呼ばれるスタイルの音楽を演奏する。ルーマニア北西部の村ゼチェ・プラジニ (Zece Prăjini) 出身。

詳しくはWIKI様を読んでください詳しすぎるので。

ファンファーレ・チォカリーアのおすすめCD

なぜかサンプルCD音源を持ってます。

名曲の”Ah Ya Bibi”も収録されてます。

Kocani Orkestar(コチャニ・オーケスター)

マケドニアのジプシーブラスバンドです。
細かいフレーズの曲がとても多くてコピーに苦労した記憶がります。
実は2012年にコチャニ・オーケスターとタラフ・ドゥ・ハイドゥークスが来日した際にピラミッドスとチャランポ・ラン・タンで前座をやった事があるのですが、
彼らのパフォーマンスときたら、、、音圧が圧倒的で天然というか野生の音楽というか(笑)
バルカン半島は音楽が生活に根付いてる所なんだなと実感させられるバンドでした。
日本でこんなに野生のブラスバンド部いませんからね、てか日本の吹奏楽部ですがスカやビッグバンドよりジプシーブラスを参考にしてほしいです。

コチャニ・オーケスターの動画

Kocani Orkestar – Siki Siki Baba (Strict Strict Father)

Sokeres

wikiからのコチャニ・オーケスターの情報

コチャニ・オルケスタル(Kočani orkestar、マケドニア語:Кочани оркестар) は、マケドニアのコチャニ出身の、ロマ音楽のブラスバンドである。日本語の別表記は「コチャニ・オーケスター」。Kocani orkestar 、Kocani Orchestra 、Kochani orkestar 、Kochani Orchestra などとも表記される。2000年までナート・ヴェリオフ(Naat Veliov)がリーダーだった。

コチャニ・オルケスタルは、かつてのユーゴスラビア全域に見られた、バルカン・ブラス・バンドの様式を持つグループの中でも、非常にファンキーなバンドのひとつである。また、往年のトルコ軍のバンドが演奏していた音楽を直接受け継いでいる。彼らは、マケドニアの都市コチャニ出身である。彼らの音楽は、バルカン半島の各地に伝わるジプシーの旋律とトルコのリズムを基本としつつ、ラテンの要素も取り入れている。

彼らの曲「Siki, siki baba」は、カザフスタンの音楽とは何の関係もなかったが、映画「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」のサウンドトラックで使われた。ナート・ヴェリオフは、ロマの歌手エスマ・レジェポヴァと共に、曲の不正使用に関して、この映画のプロデューサーに対する訴訟を起こしている
引用:wiki

Taraf De Haidouks(タラフ・ドゥ・ハイドゥークス)

ルーマニアのジプシーバンドです、編成はバイオリン、ティンバロ、アコーディオン、ベース、ボーカル、これまた野生の音楽です。
音量が小さい事なんて気にしないぞ!って感じがかっこ良すぎです。余談、2012年にピラミッドスとチャランポ・ラン・タンで前座が終わった後ステージをみたのですが、何もせずに座ってるだけの人?がいたのが印象的でした、あの人はきっと電気グルーブで言えば「担当パートは『瀧』」みたいな存在なんだなと一人で納得してました(笑)

タラフ・ドゥ・ハイドゥークスの動画

クラシックの名曲”ペルシャの市場”のカバーです。

TARAF DE HAIDOUKS – In A Persian Market

ジプシーを題材にした映画ラッチョドロームより

Latcho Drom – Taraf de Haidouks

wikiからのタラフ・ドゥ・ハイドゥークスの情報

タラフ・ドゥ・ハイドゥークス(Taraf de Haïdouks)はルーマニアのロマ音楽グループ。ジュルジュ県クレジャニ村で結成された。

1988年、フランスのオコラ・レーベルから、クレジャニ村の伝統音楽を集めた作品が発売された。この録音と出会ったベルギー人のステファーヌ・カロが、その中で演奏していた6人に会いに行き、「タラフ・ドゥ・ハイドゥークス(義賊のバンド)」結成を持ち掛けた。

1991年、4人の若手演奏者も加えて、デビュー作「Musiques de Tziganes de Roumanie」を発表。以後、本人たちが全く予想もしていなかったほどの大きな成功を収めることとなった。
引用:Wiki

タラフ・ドゥ・ハイドゥークスのおすすめCD

野生のミュージシャンがクラシックを無理やりやったらどうなるか?!
その答えがここにあります(笑)

Besh o droM(ベシュ・オ・ドロム)

ハンガリーのワールドミュージックのバンドで、確かジプシーではないですがジプシー音楽が大好きな人達が本気で再現したらどうなるのかを?
究極の答えがここにあります。ジプシーブラスも再現度がかなり高いです。個人的にはベースの音が大好きです。
編成もタパン、ダラブッカ、ティンバロなどかなりコテコテなんですが何故か聴きやすいです。

ベシュ・オ・ドロムの動画

冒頭の音はティンバロの音です

Besh o droM – Pusztító

先ほど紹介した”Roma swing”もベシュ・オ・ドロムです。

Besh o droM – Román swing

チョカリーアもやってる曲ですが同じ曲なのにタイトルが違います(笑)

Besh O Drom – Mahala

Wikiからのベシュ・オ・ドロムの情報

ベシュ・オ・ドロム(ベショドロム)Besh o droM [ˈbeʃodrom](ロマ語ロヴァリ方言表記では Besh o droM、国際表記では Beś o droM [beʃodrom])はハンガリーのワールドミュージック・バンド。バルカン半島の音楽、ロマ音楽の影響を強く受けながらも、それにとどまらない独自のワールド・ミュージックを築き上げている。世界の民俗音楽をたくみに融合したその音楽性は、面白くも真剣で、東洋的かつ西洋的、民族的でありながら国境を越えたものであると形容される。なお、メンバーの氏名はハンガリーの方式に則って日本同様姓を先、名を後に表記してある。

ベシュ・オ・ドロムのおすすめCD

Shantel(シャンテル)

ジプシーではないですが、ディスコ音楽とジプシー音楽の融合(バルカンビーツと呼びます)をテーマに多数のジプシー楽曲をリミックスしてるドイツのミュージシャンです。ある意味ピラミッドスと似てますが、すごーくセンスいいです。

Shantel(シャンテル)の動画

ジプシー音楽の謎の一つアーティストによって同じ曲なのにタイトルが全く違う、本当は”SOTE MORI SOTE”なんですが何故か”sota”となってます(笑)
ちなみにピラミッドスverはこちら

shantel – disko partizani – 07 – sota

ファンファーレ・チョカリーアの”Iag Bari”もリミックスしてます
ちなみにピラミッドスverはこちら

Iag Bari (Shantel DUB)

ジプシー楽曲の楽譜を公開

聴いたり、観てるだけだと解らない、楽器が弾けたり楽譜が読めるという人向けにピラミッドスで勉強用に採譜したMIDI楽譜データを公開しちゃいます!
特にジプシーブラスの演奏方法(あのトリルの感じね)なんかはすごく参考になる?かと思います。

Ah Ya Bibi

キーボーディストでないのでただでさえ採譜遅いのこの曲にはかなり苦戦しました、
テーマのみなのに多分4時間くらいかかってます。
ちなみにファミコン8bitプラグインで音源鳴らしてみたら悪魔城ドラキュラ風になりました(笑)
ドラキュラの起源はジプシーブラスの本場の東欧はルーマニア!悪魔城ドラキュラのテーマ作曲者30年以上も前でネットも発達してない時代なのに調査能力高すぎですね!!

Ah Ya Bibiをファミコン8bitで再生してみた

Ah Ya Bibi (8bit nes sound ver)

Ah Ya Bibi譜面

※テーマのみ
Ah Ya Bibi譜面PDF版

Ah Ya Bibi譜面MIDI版

利用の際はFACEBOOKまたはTWITTERまで連絡いただけると嬉しいです

Kan Marau La(カメラ)

おすすめ曲コーナーでも紹介しました定番曲です、
確かタラフが演奏したバージョンをコピーしたと記憶してます(違ってたらごめんなさい><) ジプシー曲あるあるタイトルが演奏者によって違う問題この曲でもあります。 本当はKan Marau La(カ・マラウ・ラ)ですが何故かCamera(カメラ)になっちゃってたりします。。。 この辺はこの方のブログが詳しく解説してます。

Kan Marau La(カメラ)

※ベースパートのみ、MIDIデータのみですので利用の際はエディターで整形して利用してください
Kan Marau La(カメラ)譜面MIDI版

利用の際はFACEBOOKまたはTWITTERまで連絡いただけると嬉しいです

チクラータ

これまたおすすめ曲コーナでも紹介した曲です。
※主旋律のみ、MIDIは進行がちょっと崩れてるかもしれません
チクラータ譜面PDF版

チクラータ譜面MIDI版

利用の際はFACEBOOKまたはTWITTERまで連絡いただけると嬉しいです

まとめ

ジプシー音楽関連お役立ち情報

新世代?!のジプシーバンドを紹介してる記事

ピラミッドスも紹介されてるのですがキュレーター曰日本発の本格派(ギャグ系?)ジプシーバンドならしいです(笑)

ピラミッドスで一時期からみがあった妖怪ジプシーバンド、ドロマイツのリーダーステファンコが元メンバーのゴーゴルボルデロなんかも紹介してますね。

ジプシーアーティスト来日情報をチェック!

ジプシーアーティスト来日情報をチェックするならここ、ピラミッドスも一時期お世話になってたワールドミュージック系の老舗レーベルです。

プランクトン・レーベル/ワールドミュージックのCD・アルバム通販サイト
ジプシー音楽紹介どうでしたか? ネット上で検索しても残念ながらいい情報がなかなか出てこないですよね、、、
自分もWikiで調べたり人づてに情報仕入れたりしていまだに勉強してますが、ジプシー音楽は奥が深いです、
動画等を交えたこの記事がジプシー音楽に興味がある人の参考になれば幸いです!
本当はまだまだ書き足りないのですが疲れたので失礼します!!

投稿者プロフィール

カッツ
カッツ
ピラミッドスってバンドで主にベースやってます。たまにjMatsuzakiってバンドでもベースやります。サマーソニックへの出演、NHKのテレビ番組出演など貴重な体験多数。cossami、東京カランコロンのメンバーのソロプロジェクトのお手伝、パクヒョンビンさんって歌手さんのお手伝いなどなど。後、バンドのフライヤーWebサイトの作成お手伝いなんかもしてまーすカッツ(菅原勝文)のプロフィール詳しくはこちら
FacebookTwitter