ギリシャのツアーのノウハウをバンドマン視点で紹介!海外に楽器を持って行くときの注意点、アテネ-テッサロニキ鉄道で移動など

ギリシャのツアーのノウハウをバンドマン視点で紹介!海外に楽器を持って行くときの注意点、アテネ-テッサロニキ鉄道で移動など

2012年ピラミッドスでバルカン半島ツアーに行った時の事を書いていきます。

管理人の地味なバンド、新譜の視聴だけでもしてください、現在ライブがなくてCDしかバンドの収益がありません

目次だよ

東京からギリシャの第二都市テッサロニキまで移動だけで1日掛かり

テッサロニキって聞き慣れないかもしれませんよね?ざっくり言うとギリシャの第二都市で日本で言うと大阪的立ち位置の都市です。ちなみにギリシャの第三都市(名古屋的立ち位置)はパトラと言う所です。

テッサロニキまたはテッサロニカ は歴史的にはサロニカの名で知られたギリシャの都市である。同国では首都アテネに次ぐ2番目に大きな都市で、中央マケドニアの首府であり マケドニア・トラキア行政管区 の首府でもある。
ウィキペディアより

とにかく遠かったです、移動だけでトランジット含めて18時間位かかったと記憶してます。

2012-05-27 23.50.29

出国前の羽田空港国際線の食堂にてカレーは普通

東京からテッサロニキフライトスケジュール

2012-05-28-14.11.29

シャルル・ド・ゴール→アテネ便のトランジットの様子


7年前(2019年現在)でちょっと曖昧ですが東京からギリシャの第二都市テッサロニキまでのフライトスケジュールです。
羽田23時ころ発→シャルル・ド・ゴール(パリ) 12時間のフライト
↓トランジット
シャルル・ド・ゴール(パリ)→アテネ 4時間のフライト
↓トランジット
アテネ→テッサロニキ現地時間午後13時半頃? 1時間のフライト

約12時間のフライトでエコノミー症候群寸前!?羽田→シャルル・ド・ゴール(パリ)の移動がとにかく大変

2012-05-28-15.26.15

シャルル・ド・ゴール→アテネの飛行機の機内食おいしくない


とにかく苦痛でしたw
なんとエコノミークラスの3列シートの窓側だったのです(涙)
飲食無料(お酒も飲み放題!)って言っても窓側なんでトイレ近くなったら通路側の人に迷惑だと思い完全に遠慮モード、、、
そしてなにより足下が狭いので痛いのなんのって、本当にエコノミー症候群寸前でした、
機内食も本当は和食にしたかったが売り切れ、、、やむなくフレンチで我慢、
音楽を聴いてなんとか気を紛らわしてました。

4時間フライトのシャルルド(パリ)→アテネ

シャルル・ド・ゴールへ着陸態勢に入った時は本当に待ち遠しかったです、
それからのトランジットは免疫もついてたのか楽でした、アテネもさくさくな感じと言っても4時間も掛かりますが(笑)
機内からみた地上の景色が日本ではみられない西洋系RPGのフィールドぽくていまだに印象的です。

1時間フライトでアテネからテッサロニキ到着!

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テッサロニキ空港周辺


アテネからテッサロニキはあっという間の1時間でしたが道中が長かったせいもありテッサロニキ空港来たぞー!!!って無駄な達成感がありました(笑)そして約18時間ぶりに楽器とも対面!
あ!楽器は危険なので安物楽器を持って行きましたが。
改めてよくこんな遠くまできたなーってまた込み上げてきました(笑)

長時間フライトで役に立ったアイテム

余談、高速バスの移動テクにニックにも通ずるのですが長時間の乗り物移動では下記アイテムに示すアイテムが非常に重要です!

首だけじゃないよネックピロー

首に付けても良いし、腰のあたりに当ててもなかなか乙です、超狭い機内で体が痛くなるのを緩和してくれます。

異空間へ音楽プレイヤー

ポップスって2~3分と短いので長時間フライトだとあまり暇つぶしにならないので1曲が10分位と長いクラシックベスト集とかおすすめです。

アイマスク

12時間と長いフライトなので大抵途中消灯しますが安いし一応あると便利です。

保湿ローション

機内はかなり乾燥しますのでスキンケア重要です。

ティッシュ・タオル

普段持ち歩いても明日が一応もってると安心です。

羽田からギリシャはテッサロニキままでの移動感想

我々貧乏バンドマン御用達の長距離高速バスとエコノミークラスでの海外ツアー(旅行)は案外似てると感じました。
海外旅行未経験の人はまずは高速バスで免疫つけると良いかもです。

国内高速バスの各都市への所要時間で国際線だとどこまでいけるか比較表

気になったので調べましたw
東京起点で国内高速バスの各都市への所要時間で国際線だとどこまで行けるのか(2019年現在)

所要時間 国際線の場合 高速バスの場合
約14時間 東京→ニューヨーク 東京→福岡
約13時間 東京→トルコ
東京→フランス
東京→山口
約9時間 東京→モスクワ
東京→ドバイ
東京→大阪
東京→秋田
約8時間 東京→ニューデリー 東京→金沢
約6時間 東京→バンコク 東京→名古屋
東京→仙台
東京→山形

はい脱線しました、テッサロニキ滞在記いきます(と言っても一日しかいなかったが笑)

テッサロニキ到着!長時間フライトで睡眠不足のはずが全然元気!

長時間フライト、時差ぼけでぼろぼろのはずが眼下に入るものすべてが珍しく睡眠不足もなんのそのでした。
ダイエットコークもあるし、コカコーラライトもあるし、ロックスターオレンジ味!?もあるし。

グリーク語!謎が深まる

グリーク語!謎が深まる

コンビニが無くて代わりにキオスクが主流

キオスク

コンビニ的立ち位置のキオスク、なんでも売ってる、24時間営業の所もある


ギリシャってコンビニ的なのがなくてキオスクが主流なんです。
キオスクって何と思いますよね?

キオスクとは仮設小屋の一種で、一方の壁面に大きく開いた窓があるものを指す。キオスクを使う商人も多く、道路や公園などにキオスクを設置して新聞、雑誌、地図、ライター、タバコ、菓子など安いものを売っており、新聞スタンド・雑貨屋・駄菓子屋の機能を果たしている。

もちろん珍種ジュースもキオスクでゲット!!
ビールは水より安い70円(2012年当時)!
ポールモーリアの名曲エーゲ海の真珠のモデルエーゲ海!

K

ミスターKとエーゲ海


ちなみに水面を覗き込むとウニが大量に現地オーガナイザーさんに「これ食べれるの?」って聞いたら腹壊すみたいな事言われました笑

ギリシャはテッサロニキ名物のホワイトタワー!

マリオの城みたいなもん

マリオの城みたいなもん


そんなこんなで夜にこの城(ホワイトタワー)をバックに緩ーくストリートライブ的なのかましているとー、、、
すごい人だかりw
ちなみにこのマリオの城みたいなもんはホワイトタワーとって言って

ホワイトタワー(ギリシア語: Λευκός Πύργος)はギリシャ テッサロニキのテルマイコス湾沿いに建てられている塔で、同市のランドマークでもある。12世紀頃のビザンティン時代に建てられたと言われている古い塔を取り壊した後、オスマン帝国時代に港を囲む城壁を作るときに改築され、最初は砦として、後に牢獄として使われた。1912年にテッサロニキがギリシャ領になった時に塔は改修され、洗浄され白さを取り戻した姿から「ホワイトタワー」と呼ばれるようになった。

との事です、さすがWIKI先生。
ギリシャでピラミッドスが有名なのを実感しました、テレビって媒体の凄さを実感。
ちなみにきっかけはツッチーがYouTubeにアップロードした確かこの動画群でしたねw

▲s – mastika

しかしネットって本当にすごいですね極東のアンダーグランドなバンドが
地球の裏側で注目されるんですから。

テッサロニキはスケジュールの関係で気づいたら観光メインになってました、
結局寝たのは夜中の3時頃だったような。。。完全に体が覚醒してるw
次は出れたよギリシャ国営放送編

テッサロニキからアテネへ鉄道で移動する場合は4時間!

翌日はテレビへ出演するためテッサロニキからアテネへ移動、
ナチュラルハイで疲れもなんのその6時ころにはぱっちり目が覚めテッサロニキ駅へレッツゴー!
テッサロニキ→ギリシャ空路だと1時間ですが、今回は電車で4時間かけてまったり移動!

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車両のグラフィティーがとにかく凄いw 鉄道会社の人も諦めてるのかなw

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全車両って勢いw

KQと電車

KQと電車

鉄道でテッサロニキ-アテネ間の移動は飛行機より3,000円くらいお得

高速バスの選択肢はなく飛行機は高そうだったので自然と鉄道を選択することになりました。

飛行機全般に言えますが事前予約じゃないと高いです

テッサロニキ-アテネ鉄道の予約サイト

言語選択でEnglishを選択してください、使い勝手はまあまあです(笑)
運賃は5,000円くらいです。駅で直接購入しても価格は変わらないようです。
自分たちは当日駅で購入しました。

テッサロニキ-アテネ間の飛行機予約サイト

ギリシャの航空会社オリンピック航空の公式サイト

ちらっとみると7,694円ですね(2019/9/2のフライト想定だと)
電車との差額約2,500円!

テッサロニキ-アテネ鉄道乗車感想

実は、、、4時間って呑み鉄な自分としてはラッキーって気持でしたね笑
朝飯にサンドイッチと朝ビール(やっぱすごい70円!!日本の酒税高い(涙)ってか円高最高)、そしてテッサロニキのファンの方からもらったウーゾというギリシャの強烈なお酒でレッツ快適移動!!

ウーゾ (ギリシア語:ούζο、英語:Ouzo) とは、アニスの香りを持つ、ギリシアとキプロスで生産される無色透明のリキュールである。名称は、原産地名称保護制度で保護されている。wikiより

ウーゾの飲み過ぎで朝から酔いつぶれてアテネに到着からのテレビ出演

物の見事に酔いつぶれて車内写真とかとりませんでした(車窓が日本じゃないなって記憶、やたら非電化電化区間が混在してる発展途上国の路線って記憶はあるんですがw)それ以外ホテルまでの記憶がありませんw そして夕方気づいたらギリシャの放送局にいましたって感じです。

出演したテレビ番組の動画

Φώτης & Μαρία Live – 29 Μαΐου 2012

※映像1時間30分位から
今日のミッションはこれで終わりました。

ギリシャで唯一の日本料理屋を体験

夜はみんなで風林火山というギリシャで2件(2012年当時)しかないと噂の日本料理屋にいきました
風林火山ネットにのっててびっくり
自分はとんかつを頼みました、もちろんうまかったです!

2019年現在風林火山は閉店したとのことです

本日はこんな感じでおしまいです。

翌日、昼は観光で夜はライブ

翌日は夜はライブだったのですが時間があるのでアー写素材を撮りにいきました。
観光客もしましたよ、パルテノン神殿はもちろん行きましたよ。

パルテノン神殿(アクロポリス)の写真

パルテノン神殿

ギリシャ名物パルテノン神殿!


パルテノン神殿2

パルテノン神殿ってもう20年近く工事中ならしいですw


オレンジ色の屋根に澄み切った空!バルカン半島特有ですね


天然パーマw

天然パーマw

夜はアテネで初のライブ

そして夜ライブ!すごかったこんな異国の地なのに100人以上お客さんが来てくれた!!
機材は世界共通なんだなーとかフムフム思ってみたり。

出演者はビール飲み放題と高待遇!

店長が冷蔵庫をあけて出演者はビールが飲み放題(ビール70円位だもんなー)と言ってくれました!ええライブハウスや!!
日本では考えられない!!
一応貼り付けておきますアテネのセコンドスキンクラブ

出演者ビール飲み放題!

ライブハウス出演者はビール飲み放題!すごいよギリシャの文化!!


ライブ風景1

ライブ風景1


ギリシャのファンの方がアップしてくれた動画です

▲s (pyramidos) Misirlou live @ Second Skin [Fancam]
▲'s Pyramidos – Tsikoulata, LIVE in Athens – Greece! 30 May 2012 @ Second Skin Club

なんやかんやでライブ終了!そして深夜の3時ころまで打ち上げw
そして2時間くらい仮眠して帰国となりました。

さらばバルカン半島&ギリシャ

帰りは行きの逆ルート、アテネ→シャルル・ド・ゴール(パリ)→成田でした移動時間は安心安定の14時間位!
やは辛かったー海外ツアーには安眠のためのアイマスクと音楽プレイヤー、乾燥対策のマスクは体調管理の為にも必須ですね。

海外から帰ってきた後の日本食は格段に美味く感じる

海外ツアー特有のフライトの苦痛に耐えなんとかギリシャから帰国、最初にすき家にいってみそ汁と牛丼食べました!
醤油の風味がしみてすんごくうまかったですw
約4日と弾丸でしたがギリシャを含むヨーロッパ圏は醤油文化でないのでやはり醤油が恋しくなりました。
携帯に便利な、カップヌードル、小ボトル醤油、煎餅など持ってくと便利かもと思いました。

海外からの楽器輸送はトラブルがつきもの?!

行きも帰りも奇跡的に楽器の破損トラブルも無く無事につきました。よく海外ツアー行くと楽器が壊れるってバンド仲間が言ってましたが、自分はそんなトラブルなかったので幸いでした。ベースはソリッドボディーで固く頑丈な事もありますが(汗)

ちなみに2019年のギリシャツアーでは行き帰りどちらともベースのペグが破損しました。。。2012年もソフトケースで行けたので大丈夫と思ってたのですが。。。

輸送で機材が破損した航空会社、しなかった会社

条件はソフトケースです。たまたまかもなので話半分でお願いします。

楽器が破損しなかった会社

オリンピック航空

エールフランス
JAL

楽器が破損した会社

アリタリア航空

※ペーグの破損
※ハードケースの場合は無事

まとめ

こんな感じでバルカン半島ツアーも無事に終わり何の変わりもなく普通にすごしてます。
ちなみにツアー明けの一週間後、宮城県加美町での野外ライブに出演したのですが、こっちの方が一日中雨、麓の町まで徒歩1時間??と過酷で辛かったです。

最後にこの記事がバンドでバルカン半島にツアーだけでなく旅行に出る方の参考になれば幸いです。至って普通な締めですが失礼します!

仙岩トンネル付近のいわな

おまけギリシャから帰ってすぐの宮城ツアーの合間の釣りにて笑

追記2019年にギリシャツアーを行いましたので近日ログを書きます

投稿者プロフィール

カッツ
カッツ
ピラミッドスってバンドで主にベースやってます。たまにjMatsuzakiってバンドでもベースやります。サマーソニックへの出演、NHKのテレビ番組出演など貴重な体験多数。cossami、東京カランコロンのメンバーのソロプロジェクトのお手伝、パクヒョンビンさんって歌手さんのお手伝いなどなど。後、バンドのフライヤーWebサイトの作成お手伝いなんかもしてまーすカッツ(菅原勝文)のプロフィール詳しくはこちら
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